1947-11-20 第1回国会 衆議院 通信委員会 第21号
郵便貯金の總額制限は、昨年八月從前の五千圓から一萬圓に引上げられたばかりでありますが、その後通貨の膨張は依然として續き、國民所得額も相當増加しているので、この經濟事情の變化に對應するためにも、またインフレ防止策の一環としての貯蓄増強に資すべく、いわゆる新興所得階層の貯蓄を受け入れるためにも、この一萬圓の制限額は、なお低すぎる憾こがありますので、これを相當程度引上げることが必要であります。
郵便貯金の總額制限は、昨年八月從前の五千圓から一萬圓に引上げられたばかりでありますが、その後通貨の膨張は依然として續き、國民所得額も相當増加しているので、この經濟事情の變化に對應するためにも、またインフレ防止策の一環としての貯蓄増強に資すべく、いわゆる新興所得階層の貯蓄を受け入れるためにも、この一萬圓の制限額は、なお低すぎる憾こがありますので、これを相當程度引上げることが必要であります。
郵便貯金の総額制限は、昨年八月、從前の五千円から一万円に引上げられたばかりでありますが、その後通貨の膨脹は依然として続き、國民所得額も相当増加しているので、この経済事情の変化に対應するためにも、又インフレ防止策の一環としての貯蓄増強に資すべく、いわゆる新興所得階層の貯蓄を受け入れるためにも、この一万円の制限額は、なほ低きに過ぎる憾みがあるのでありまして、これを相当程度引上げることが必要であります。